雑記・珪化木の同一名で別アイテムの理由について考えてみる
今回のBAはあまりトピックスがなかったので特に追っていなかったのですが、次のような事件があったようです。
謎の珪化木(謎のメナスインスペクターのトリガー) - FF11どらプリを心待ちにしている、わしの倉庫
この不具合については理由を考えてみたいと思いました。
意図しない新規アイテムによる不具合説
- 依頼者・・・対象のトリガーアイテムをエミネンスで入手可能にするように追加する。
- 作業実施者・・・対象のトリガーアイテムを新規に追加して、対応する新規エミネンスを追加した。
作業実施者は、指示のアイテムが既存のアイテムとは思わずに、新規にアイテムIDで採番した追加した。
また、販売フラグやトレードフラグなどのフラグ設定も誤った内容で作成してしまった。
新規アイテムのため、トリガーとしての効果はなかった。
上記説の考察
これがまず考えられた内容です。
依頼者の意図が作業実施者にうまく伝わらなかったものと思われます。
もともと同一アイテム名だが別アイテムというケースはもとからあります。アルマス等のRME系武器が有名です。
この同一の名前だが別アイテムでもRareによる所有制限は動作します。
このケースの疑問は、Rare判定としては同一アイテムとなっていた点です。
これはフォーラムを見る限り旧珪化木と、新珪化木でRareによる所持制限は有効に動作していたようです。つまり意図しない新規アイテム追加であるならば、完全新規アイテムになるので旧アイテムとのRareによる所持制限は動かない場合もありそうです。
しかし実際にはRareによる所有制限がかかっていたので、次の可能性が思いつきます。
- Rareによる所持制限は、アイテムのフラグと「名前」で判定していた・・・この場合は新規アイテムにしたことが不具合
- Rareの判定に使う内部IDは、旧珪化木も新珪化木も同一の値を設定していた・・・この場合は新規アイテムにしたのは意図的で、その設定が不具合
この説の可能性は低いかな?と考えてはいます。
Rareによる所有制限をフラグ+名前で実施しているというのは、可能性は低いことと、追加するアイテムの意味を考えずに実施するというのも違和感があるためです。
ただし動作確認をしなかったようなので、追加アイテムの用途についての認識は薄かったのかな?という点はあります。
意図した新規アイテムによる不具合説
同一名で別アイテムとするのは依頼者の意図である場合です。
- 依頼者・・・対象のトリガーアイテムを内部IDは新規に追加してエミネンスで入手可能にするように追加する。
- 作業実施者・・・対象のトリガーアイテムを新規に追加して、対応する新規エミネンスを追加した。
この場合、新規に追加された新珪化木のフラグ設定に誤りがあったということになります。
競売や販売、トレードなどどのフラグ設定に誤りがあり、またトリガーとしての判定対象に追加が漏れていた。
この説の考察
実装時の単純なミスだと思われます。同一の効果を持つ別アイテムを追加するつもりでいたが、その作業に誤りがあり、確認が漏れていた。
可能性としてはこちらかなと思います。
ただし、この説の場合は一個疑問が生じます。
「同一名の新規アイテム」とした意図です。
「同一名の新規アイテム」とした意図
こちらが本題ではあります。
不具合の理由自体は指示ミスや作業ミスなどの起こり得ることではあります。その発生は問題だとはおもいますが、現場としてはありがちな話です。またテストで見つけるべきではありますが、そこはテストが漏れていたということでしょう。これについては流せてしまいます。(ヨシ!)
ただし、「同一名の新規アイテム」とした意図については考えてしまいます。
そもそも既存アイテムのドロップ率を修正する対応でもよかったように思えます。
「カーバンクルの紅玉」など直接ドロップ率を修正した例は多々あります。
ホバーショットなどの例をみても、斜め方向の修正が基本で、どうにもならない場合だけ真っ直ぐな修正をするという方針のようなので、あまり深い考えはなくその一環なのかもしれません。
しかし昔読んだ本に次のような言葉がありそれを思い出しました。
「嘘をつくにはコツがある。相手は、こちらを馬鹿だと思っている時にだけ騙される。逆に人に騙されないコツは、相手を馬鹿だと思わないこと」
引用元「魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦」
このケースをこの言葉を基準に考えると、「同一名の新規アイテム」の理由がわからないが、そうしたのは開発が~と考えると騙される人もいるということになります。
仮説
そのため2日ほど考えてみたのですが、思いついたのは次の可能性でした。
「ボットでの自動巡回に対するマーカーの可能性」
このエミネンス追加したことにより一般プレイヤーのトリガーの供給元は、たまたま入手した品の競売出品を購入やエミネンスでの入手が主なルートになると思われます。もともとドロップ率が低くて不満があったから今回の対応につながったはずだからです。
逆にボットによる自動巡回は、あえてエミネンスに切り替える必要はなく、競売から購入していたとも思えません。
つまり、ドロップの旧トリガーを継続的に消費しているプレイヤーを絞り込むマーカーとして利用することを意図しているのではないか?という仮説です。
感想
だいぶ飛躍した仮説ではありますが、最近ジョブポエールは顕著に減っており、ワープしていく低レベルプレイヤーも目にしなくなったので、対策に本腰いれているのでは?と思いました。