雑記:合成の6次産業化
6次産業という言葉があります。
6次産業 - Wikipedia
これをこのゲームに当てはめると、「素敵合成」という単語が類似します。
起
競売やバザーから素材を仕入れて、それを合成し競売に出品するかバザーをするという手順で利益を得ます。 そのため、競売やバザーからの素材の購入価格が原価になります。このプレイヤー層をグループAとし、これは第二次産業とみなせます。
次に素材を自分でコンテンツから入手し、競売やバザーで販売するプレイヤー層をグループをBとします、これは第一次産業とみなせます。
※このゲームでは流通と販売は、第三次産業は競売やバザーというシステム側が担うのでプレイヤーとしては存在しません。
そして、素材の入手と合成を一括で実施するプレイヤーは第一次産業と第二次産業を実施としているため、第六次産業とみなせます。(3がないので1+2+3=6とはなりませんが・・・)、このプレイヤー層をグループCとします。
まとめると、このようなグループ分けになります。
- グループA=第二次産業=合成
- グループB=第一次産業=素材収集
- グループC=第六次産業=素材収集+合成
承
グループAがギルを得るまでの具体的な手順
- 合成スキルを上げる。エスカッションを入手する。(事前準備)
- 競売やバザーから素材を仕入れる
- 合成を実施する
- 競売やバザーに出品する
グループBがギルを得るまでの具体的な手順
- コンテンツに参加し素材を入手する。
- 競売やバザーに出品する。
グループCがギルを得るまでの具体的な手順
- 合成スキルを上げる。エスカッションを入手する。(事前準備)
- コンテンツに参加し素材を入手する。
- 合成を実施する。
- 競売やバザーに出品する。
転
グループAの評価
グループAの評価は素材の仕入れ値と競売で売れた金額の差額が利益です。これがプラスであるならば得であり、マイナスであるならば損です。もちろん金額の大小も重要です。この数値により明確に評価が行えます。
プラスの場合は時給計算が可能です。
事前準備のコストを原価に入れるかどうかは会計の考え方次第です。
自分の場合は設備投資で減損のない資産と考えています。つまり原価には含めていません。
(LVやRMEEといった装備品もそう考えているからです。)
グループBの評価
グループBは競売で素材が落札されれば、その額のギルが利益となります。原価はなく原資は時間です。
評価基準は時給です。
時給は相対的に考えられることが多く、たとえば「ウナギと比較して良いか悪いか?」、「他のコンテンツ周回と比較して良いか悪いか?」、「ミスリルマラソンと比較して良いか悪いか?」といったような時給での相対比較になります。
ギルに換金する場合は、競売に出品するという手順と時間もコストとして考慮する必要があります。 時給が悪いことはあっても、原価がないのでマイナスになることはありません。
グループCの評価
このグループの評価が視点によってかわります。
素材の入手と合成を分けて考える場合は、当然ですが入手まではグループBの評価、以降はグループAの評価になります。
表題にあるように六次産業として一括で考えた場合は、素材の入手~販売までをまとめて時給で評価することが可能になります。
後者の場合は、完成品の販売額がグループA基準では赤字(小幅)でも構わない考え方も成り立ちます。
例えば「素材の入手~合成~販売」までの全部含めた時給が「うなぎ(例)比」で5倍あれば合成分は赤字でも「時給がよい」といえるからです。
結
このようにグループCのプレイヤーは、完成品の売価が競売原価の赤字(小幅)でも問題にならないという考えることができます。
グループCはグループBと同じ基準、つまり「時給」で評価可能のためです。
グループBとグループCを比較する場合の差は次の点です。
- ①素材のまま競売に出品しギルに換金するコスト(操作と時間)
- ②素材を合成して完成品を競売に出品しギルに換金するコスト(操作と時間)
たとえば、マスター武器1個を作るために平均で必要となるのは、魔人勲章12個、獣人勲章と獣神勲章はそれぞれ24個です。合計で60個になります。
この60個を競売に出品するコスト①より、この素材を合成しマスター武器にしてから出品するコスト②が低いと考えるプレイヤーであれば、②のほうが時給がよくなります。(作業量は②のほうが低と思います)
もちろんグループAの基準で評価すると、原価での出品は利益がなくなります。
ただし、前述のように、グループAの基準で評価すると利益がなくとも、グループBとの比較でギルに換金するまでのコストを考慮した場合の時給はグループCが上回るケースが多いと思っています。
なぜなら競売の出品枠は7枠で、値段の変動時の出品しなおしも想定しなければなりません。
また、売価にグループAの基準での利益を詰まないことで、価格的な優位性があり落札確率が上がります。
つまりグループCはグループBよりも競売出品の作業コストを削減することが可能であり、グループAよりも価格面で優位なため、売り上げ自体の増加が見込めるという第六次産業化のメリットを得ることができます。
グループCが一定の数いる場合、競売の価格は素材原価まで下方圧力がかかります。これはグループAとグループCの出品が競合した場合でも、グループCは時給が一定額を下回るまで出品額の値下げが可能です。
グループAは販売額が素材原価以下になれば合成をしなくなります。
そのため、合成の6次産業化がすすむと競売価格は素材原価に近似するという現象が発生します。
補足
バザーでなら手間がかからないのでは?という意見もあります。もちろんそうしているプレイヤーもいると考えています。それと同じように完成品を競売で販売するグループCを選択するプレイヤーもいるはずです。
蛇足
以上のように考えていたのですが、違った理由によるものだったようです。